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「在野の民話採訪者・小野和子とPUMPQUAKES」展を開催します

展覧会 在野の民話採訪者・小野和子とPUMPQUAKES

本展覧会は、在野の民話採訪者・小野和子の半世紀にわたる仕事の一端を、PUMPQUAKESが刊行した二冊の書籍『あいたくて ききたくて 旅にでる』(2019年)・『忘れられない日本人――民話を語る人たち』(2024年)を仲立ちに紹介するものです。小野は、宮城県を中心に東北山奥の村や海辺の町を一軒一軒、その戸を叩きながら民話を乞う、民話採訪の旅を続けてきました。それはどのような営みだったのでしょうか。会場では、小野の採訪日記や叢書、地図等の資料展示のほか、表紙に作品提供した写真家・志賀理江子と画家・菊池聡太朗の作品も展示します。また、会期中に著者出演のドキュメンタリー映画「うたうひと」(監督:濱口竜介・酒井 耕/silent voice)の上映や濱口監督登壇のトークイベント等もおこないます。 ぜひお出かけください。

〈展覧会概要〉

会期:2024年7月12日(金)〜8月3日(土)13:00-19:00
※定休日:日、月、祝
※7/14(日)、28(日)は開廊
場所:LAG gallery(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2丁目4-11Daiwa 神宮前ビル 1F)
Instagram:@lag-liveartgallery
Mail: infolag@daishinsha.jp

〈関連イベント〉
● オープニングレセプション
7月14日(日)16:00-18:00 ※予約不要。ご自由にお越しください

● 本に集う場
7月14日(日)13:30-15:30
『あいたくて ききたくて 旅にでる』『忘れられない日本人――民話を語る人たち』の二冊を持って集まり、感想などを自由に語り合う場をひらきます。(進行:清水チナツ)
※小野和子氏は参加いたしません
※どちらか一冊ご持参でもご参加いただけます
※定員制(要予約) 参加費:1000円[お茶と菊池聡太朗のオリジナルポスター付](定員20名)

● 映画『うたうひと』上映
7月27日(土)14:00-16:00(13:45開場)/16:30-18:30(16:15開場)
※定員制(要予約) 入場料:1,000円(各回定員40名)

● 映画『うたうひと』上映&トーク
7月28日(日)〈上映〉 13:30-15:30(13:15開場)
〈トーク〉15:40-17:00(登壇者:濱口竜介、清水チナツ、聞き手:吉國 元)
※定員制(要予約) 入場料:2,500円(定員40名)
※本イベントに限り、当日LAGにて小野和子書籍をご購入いただける方、もしくは同書籍をお持いただいた方は入場料500円引きとさせていただきます。受付にてスタッフにお申し付けください。

映画「うたうひと」 

『うたうひと』は 酒井 耕・濱口竜介監督による『なみのおと』『なみのこえ』に続く東北三部作の第三部。
二人は前二作における「百年」先への被災体験の伝承という課題に対して、東北地方伝承の民話語りから示唆を得る。宮城県栗原市の佐藤玲子、登米市の伊藤正子、利府市の佐々木健を語り手に、みやぎ民話の会の小野和子を聞き手に迎えて、伝承の民話語りが記録された。語り手と聞き手の間に生まれる民話独特の「語り/聞き」の場は、創造的なカメラワークによって記録されることで、スクリーンに再現される。背景となった人々の暮らしの話とともに語られることで、先祖たちの声がその場に甦る。映画と民話の枠を超えた、新たな伝承映画が誕生した。

うたうひと予告編

2013年製作/120分/日本
配給:サイレントヴォイス
劇場公開日:2013年11月9日
監督 酒井 耕・濱口竜介

プレスリリースはこちらからダウンロードしてください